思い出旅・2012年 スイス(12)アイガー北壁直下    ハイキング

そうだ、スイスへ行こうか! 続編

 

>満ち足りた心で胸を膨らませ 8:10下山列車へ<

さあ、これからが2度目の我らがハイライト・フリータイムハイキング。

カミさんと私は、アイガートンネルを抜けてすぐの

アイガーグレッチャー駅 (2320m)へ。

降りるよ~

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ここから次の駅クライネシャディックまでの、下りハイキングが多いようですが、

まだ時間が早いためか、降りたのは私たちだけでした。

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いってきま~す・・・・

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一度駅内に入り、駅員に、

「ハイキング アイガートレイル こっちか (指でさしてです)」

 ヤー、と笑いながら、ホームの向こう側になる路へ 案内してくれました。

(ハハハ・・ここでも出川スタイル会話だったね)
 チョピリ不安と大きな期待に胸躍らせ、ハイキングのスタートです。

 

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 アビルゲン、2時間 下の緑の白抜き文字は Offenだから開いてるだね?

右の自転車マークは、赤丸は禁止マークなんです。

左の窪みにはマリア像。

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アイガークレッシャー駅の頭上にそびえるのは、

 右、メンヒ(4,107 m)、下を流れる全長2.6kmのアイガー氷河。

左はアイガー西端

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朝陽を浴びるユングフラウ(4,158 m)左はメンヒ

真ん中雪尾根にスフィンクス展望台の有る、ユングフラウヨッホ(3454m)

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 ユングフラウの右の山魂はシルバーホルン(3695m)

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さらにず~と右奥に目を移せば、一瞬雲を突き抜けて現れたのは?

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この絶景を後ろにしてコースへと。f:id:hansui:20170205123830j:plain

アイガートレイルは数年前に新設されたコースで、ハイキングルート解説書にも、

中・上級者向けと書かれていました。

添乗員さんの話では、先週まで残雪のため閉鎖になっていたそうです。

出発点はアイガーグレッチャー、終点はアルピグレンです。

岩壁にはめ込まれていた解説板。

距離、6km、差705m、上2320m~下1615m 

1997年 開かれた   かな??

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(下写真は、コースをいろいろ調べていて見つけた、アイガートレイルを

 歩くきっかけとなった写真)

真ん中の山 左 アイガー北壁、頂上 右、アイガー西壁 右奥 メンヒ

アイガーのあの北壁は、高さ1800mもあるそうです。

ちょっとアバウトですが。

右赤〇、アイガークレッシャー(スタート)、左へ下るオレンジ線がコース

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靴紐を締め直し、さあ、出発です。

前にそびえる岩壁を目指します。

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コースに入ると北壁のすぐ下を歩くので、岩壁に遮られて

ユングフラウ、メンヒなどのアルプスの山々の眺望はおろか、

あまりにも真上過ぎて、アイガーの頂上さえ見ることはできません。

しかし、間近で見るアイガーの厳しさ猛々しさ、荒涼としたガレ場に咲いている、

高山植物の花々が見られる感動のコースです。

(と、ハイキング資料にありました)

日陰の岩場は、キ~ンと冷気が頬を刺します。

朝はほとんど日陰を歩くことになるので、朝の花々は触ると凍れて氷花に!

 

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右手は覆いかぶさる岩壁絶壁、左は落ち込むガレ場。

縫うように続く細い道筋。

スイス・アルプス、アルピニスト憧れの岩峰アイガー

その岩肌にじかに触れアイガーの鼓動を確かめる・・・・

いくわよ~・・はい!  さあ、足を進めるぞ~。

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スキーリフト場を過ぎると、左は切り落ちたガレ場に点々と花が咲き乱れています。。

 

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雲の切れ間から見えた下界。

クライネシャデック駅、登山電車が登ってきます。

左がラウバーホルン(2,472m)、右頭を雲に隠したのがチュッケン(2,521m)。

チュッケンの後ろにメイリッヘンの尾根があり、見えているクライネシャデック

へと下ってくる、ツアーなどで人気のハイキングコースあります。

クライネシャデックには、アイガー北壁という題名で小説を書いている、

アルプスをこよなく愛した山岳小説家、新田次郎の石碑があるそうです。f:id:hansui:20170206083250j:plain

  ファルボーデの結構大きな人工池。

池の向こう側に回ると水面に映るユングフラウやメンヒ・アイガー3山の

姿が映り込むようです。

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(パンフ写真拝借)

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ガレ場に咲き乱れて、足が進まなくなってます。

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せっかくアルプスへ来たので、せめてハイキングの中で登山雰囲気を味わいたい、

と選んだコースでした。

お~い、右手も注意、落石に気を付けて~・・さすがに緊張気味かな、

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アイガーには雲が掛っていますが青空が広がり、足もとは高山植物の花園が広がります。

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すっかり「アルピニスト」気取りの至福のハイキング。

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 空に向かって歩きます。

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 振り返り、

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花の丘を登り・・・

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北壁直下手前で、追い抜いていった二人組は、アイガー岩壁の登山でしょうか。
赤いウェアの方は、山岳ガイドのように見えました。

アルプスの三大北壁と呼ばれている、アイガー北壁は高さ1,800mの岩壁。

(他は、フランスとイタリアの国境に位置するモンブラン山塊の

標高4,208mグランドジョラスの北壁と、マッターホルン北壁)

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今、この辺かな。

 

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北壁では、すでにもうひと組が岸壁を登り始めてました。

後で調べてみると、ここはアイガー登山への練習岩壁場だったようです。

一般人の登山には、専門登山ガイドと登ることが義務付けられており、

技量テストを受けるんだそうです。

マッターホルンの展望台で出会った、登山に来た方が言ってました)

テスト中かな?

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雲が流れ少しだけ姿を現した北壁(左)

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覆いかぶさるように垂直にそそり立つ北壁。

首を反らしただけでは見上げられません。

体を外側に弓なりに反らし、さらに首を45度近くに反らして見上げます。

側にアイガー北壁登山ルート標識が建ってます。

1938年にアイガー北壁初登攀に成功したときのルートが示してありました。

四角で囲ったところはユングフラウヨッホへ向かうトンネル内の鉄道駅

のところで、窓から外を眺められます。

 

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 ガスが昇ってきて、カーテンを引いてしまいます。

ふ~と音もなく立ち上るガスに包まれてしまいます。

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ガスの中、ガレ場の上の方から奇妙な鳴き声が聞こえてきました。

グェグェとしわがれカエル声やクックックッとにわとり声。

氷河時代からの貴重な生き残り、茶の夏羽色の雷鳥ファミリィーでした。

カミさんが大喜び、しばらく撮影タイム

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北壁に下から雲が立ち上り、風に煽られ

チラリと荒々しい岩壁が姿を見せます。

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雲の下の方から、カランコロンと鈴の軽やかな音色がの上ってきます。

あの音色は・・

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登って来た二人組もクライマーの様でした。

先ほどの登攀口へ向かうのかな

アイガー北壁直下二つ目ののガレ沢を横断してます。

落石注意です。

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沢を渡ると再びお花畑が始まります。

あら、早く~・・てカミさんの呼び声。

指さす先に、アルプス三大名花の一つと言われる、

鮮やかブルーのエンチアン(リンドウ科)がまだ咲いていた!

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そして「アルペンローズローズ」、ツツジの仲間ですね。

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マッターホルン、ハイキングで出会った「エーデルワイス」と

三大名花に出会えたことになります。

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追い越して行ったのハイカー

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登って来たのは女性ハイカー

走るような速さで登ってきて、風のように遠ざかってゆきました。

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見上げると、パンフで見た目安の岩峰と滝が見えました。

残念ながら雲に隠れてるが、アイガー北壁頂上真下に差し掛かったようです。

 

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小さな雪渓も渡ります

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日本人ハイカー、単独行の若い女性が同じコースを去って行きました。
今日がスイス最終日で、下山後空港へ向かうとのことでしたね。

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そして下から登ってきた、20名ほどの日本人ツアー登山者に会い

挨拶を交わします。
装備からみても、山岳ハイキングをメインにしたツアーのようです。
それ以外、日本の方には会うことはなっかた。

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 だいぶ下って来たようです。

相変わらず雲が低く、遠見がありません。

向かい合うは、左ラウバーホルン(2,472m)、中がチュッケン(2,521m)。

右奥に小さくメンリッヒェン頂上。 

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スタート初に見えた人口池かな?

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雪庇の沢を渡ります

 

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ハロー、グーテンダーク、こんにちは

 

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途中、見晴らしの良いところでランチタイム。
持ってきたお握りは硬めでしたが、それはそれで景色をおかずに、
美味しく頂きました。

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雲が周りを取り囲み、遠望はあまり得られませんが、雲の切れ間から時折覗く

グリンデルワルド谷を挟んで対面する山魂は、お仲間が添乗員さんと行ってる、

山上湖や花園の点在する、ファウルホルン方向かな。

ガイガーを中心に、4000m級のアルプスの絶景ポイントでもあるそうです。

見えてるかな?

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デジカメを超アップ

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岩盤上を歩く感じ。

よく草が根を張れるもんですね。

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牧場に入ります

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この辺か、(青星)

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真ん中にベッターホルン

下の尾根は昨日向こう側からバスで越えてきた、グローセ・シャイデック峠

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岩壁を回り込むと、滝が現れます。

子供がわいわい、楽しそうですね・・

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轟音と共に岩盤の割れ目を滝のように流れ落ちてゆきます。

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アビルゲンの駅が眼下に見えてきました。

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一枚岩のような岩盤上にも草が根を下ろし、牛がのんびり食んでいます。

先ほどのカランコロンは、ここから聞こえていたんだん。

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滝から回り込んで下るガレ場道周りは高原の花園

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コース案内道標が建ってます。

ここは標高1725m、真っすぐ進めば、アイガー東端を下って、グリンデルワルドに2時間半くらいで降りられるようです。

ただしペット連れは無理ですよ、かな?

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(写したのはピンボケで、拝借フォット)

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道標ではアビルゲンまで20分、なんだけど・・

ここからコースは、ほぼ左直下へ方向転換。

下の見えるアビルゲンへ向かって、標高差100mを急降下の九十九折。

針葉樹林帯の中を高度を下げると、再び花咲き乱れる草原に。

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珍しいですね、白トリカブトの花

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アイガーは雲間に隠れてしまいましたね

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雲に覆われたこの右上方向が、アイガー山頂のようです。

さっきの滝がはるか上になっている。

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コース中、前方に常に見え隠れしていた、

左、ヴェッターホルン(3,692m)ちょんとの突起が頂上のようです。

 4000mには及ばないが、聳える雄姿はひと際どっしりと巨大の山容です。

中、シュレックホルン(4,078m)の北端。槍型頂上はもう少し右奥アイガーの陰。

右、アイガー東端がグリンデルワルトに落ち込む。

圧倒的な大きな岩の塊。威風堂々の山容

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長いゴンドラで上がれる、なだらかに左右に広がるメンリッヒェンの尾根。

右、三角がメンリッヒェン(2,343m)、左・チュッケン(2,521m)左、頭が雲の中。

さらに左端がラウバーホルン(2,472m)

後で行くからね~

目の下すぐにアビルゲン駅が見えるのですが、なかなか近づきません。

最後の急降下で、さすがに膝はガクガク!!

 

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PM1:30 アルピゲレン駅へ下山。

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素晴らしかったわね~・・カミさんも大満足。

ああ、最高だったな~

雲流れる巨大な岩壁絶壁、岩盤草原に咲き乱れる花々。

ガスのカーテンの中を歩き、岩尾根上を歩き、ガレ沢を下り登り、

小さいながらも雪渓を渡り、結構アップダウンのアイガートレイル。

岩山登りはできなくっても、望んだアルプスのミニ登山体験。

十分触れ合えた山岳ハイキングだった。 

 例によって私たちの足並みは超遅く、なんと4時間越えの、のんびりハイク。

(これでは、団体行動ハイキングは参加できない!)

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まだ時間が有るので、列車でグルントへ向かいます。
グルントからはヨーロッパ最長のゴンドラに乗り、

メンリッヒェン尾根(2222m)へ登ります。
 そこから是非眺めたい光景が有るので。

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続きます

 

思い出旅・2012年 スイス(11)朝焼けユングフラウヨッホ

 

そうだ、スイスへ行こうか! 続編

 

グリンデルワルト

7月16日、6日目・・ああ今日は月曜日なんだ。

 モーニングコール  AM 3:00 超早起き。

さすがに、モーニングコールで飛び起きました。

前夜の内にすべて準備は済んでるので、さっと支度して

ロビー集合、 AM3:30 
ホテルを出ると満点の星空・・じゃなかった、一部だけ!

ホテルから歩いて10分くらいかな、深夜のグリンデルワルト駅へ。

まだ真夜中のグリンデルワルドの駅には、日本各地発のツアー参加者グループも、

続々と集りました。

今日は、今回の旅行会社が仕立てた貸切登山電車で、

グリンデルワルド駅(1034m)からヴェンゲルンアルプ鉄道に乗車。

クライネ・シャイデックでユングフラウ鉄道に乗り換し、

さらに、アルプスの岩盤(アイガー)をくり抜いて、登山列を走らせ

標高3,454mの、ユングフラウヨッホ・トンネル駅まで運んでくれます。
ユングフラウヨッホ駅は、ヨーロッパで最も高い位置にある鉄道駅だそうです。

 ヨッホとは山のピークとピークの間の鞍部を意味します。

ユウグフラウとアイガー、メンヒとの鞍部と言うことですね。

富士山の八合目より高い所に、標高差2000mを一気に上がってしまうので、

経験なしの初めての高さ。

大丈夫とは思えども・・心配なのは高山病。

インターラーケンからも電車到着。

ツアーの方が降りてきました。 

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まだ深夜にも関わらず元気な声が飛び交います。 

AM 4:05  みんなの願いを込めて、電車は登り始めました。
 その願いとは・・・・・

あれ?ハイジのアニメが放映されてた。

車窓は真っ暗、日本人の貸し切りサービスかな?

ともったら観光案内でした。

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シギシと列車が登ります。
街灯りがどんどん眼下に遠ざかり、車両が急勾配を登っているのが 判ります。

クライネ・シャイデックで待機していた、ユングフラウ鉄道にすぐ乗り換へます。

満点とは行きませんが、星空も広がってまずまずの晴れの様子。

しばらくして突然、走行音が大きく変わりました。

あっ、トンネルに入ったんだ!
すごいです、山岳鉄道はアイガーの固い岩盤を削てトンネルを掘って、
アイガー、メンヒを貫いてるんですからね。

しかも長い長いトンネルのため蒸気機関車は使えず、まだ日本で明治の

夜明け頃に電化で計画されたとは驚嘆!
 途中、トンネル内で2駅に停車。
 岩壁につけられた窓からは・・真っ暗で山のシルエットだけ見えました。 

駅の一つからはトンネル外に抜け出られ、アイガーの岩壁を登っての登山が

できるそうです。

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AM5:00 

スイス初の世界自然遺産に登録された地、

トンネル内の「ユングフラウヨッホ駅」。

3454m、人生の中での最高所、立っているとは不思議な思い!!

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 駅前で添乗員さんから、注意事項、順路、等の説明を受け、迷路のような
トンネル路を進みます。

今のところみんな高山病の症状は無し!

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トイレの場所もしっかり確認。

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まだ夜明けまで時間が有るので、今年新たに出来た施設や氷河内トンネルなど、

トンネル内の経路の施設を楽しく見学しながら 進んでゆきます。

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緩い上り勾配の、動く歩道(エスカレーター)

2か所続いてあります。

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回転ドアを入ると、急に体が冷気に包まれます。

氷河をくり貫いて作った「氷の宮殿」、氷河洞窟へ入ります。

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ヨーロッパで一番の高所駅「TOP OF EUROPE」

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氷河の地層が見られるところがありました。

宮殿内は常に氷点下になるよう空調調節がされてるとか。

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展望台へ上る前に、天上の雪原、厳寒のプラトー・テラスでへ出ます。

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肌を刺す冷気

これだ!!これを感じたくって来たんです。

朝焼けが始まってます。

今、この時間にここへ来た者の最大の特典。

超早起きの甲斐が報われた一瞬。

 

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シルエ ットは、メンヒ(4107m)か!

メンヒはドイツ語で「修道士」を意味する。

昼間であれば、ここからメンヒの中腹にある山小屋、メンヒスヨッホヒュッテ

までの天上雪原ハイキングができるらしい。

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右手奥、メンヒの陰に隠れ、舞台袖でじっと出番を待つかのような、

主役のユングフラウ(4158m)

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厳しい冷気にじっとしていられません。

出入り口へ駆け込みです。

いよいよ、展望台へのエレベーター前へ。

人気のスポットですね。用意してきた絵葉書投函。

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全員高山病の症状無し!!で一安心。

再度、注意事項、朝食の場所 時間等の説明。
一気に高速エレベーターで、スフィンクス展望台(3573m)へ。

「 Top of Europe!!!」

そこに展開する極寒の夜明けへ!!、ピリピリ肌を突き刺す冷気。
真っ青な空、デッキに出ると墨絵の様なメンヒ(4099m)

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墨絵姿にパッとスポットライトの放射光が流れ、主役、

ユングフラウ(4158m)は舞台上でモルゲンロートに染まる!!!

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ふっと左下へ目を移すと、雲海の地平線はピンクに染められた幽玄の世界。

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ほどんと無風ですが何せ、厳寒の世界。

顔がピリピリ、耳も痛くなってきます。

日の出の瞬間をとらえようとビデオもセットしましたが、作動不能になる

恐れありで即撤収。

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メンヒの右から昇る 日の出まではもう少し。

あまりの厳しい冷気に耐えかねて、一旦、展望室内へ避難です。

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山頂に陽が当たりだします。

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ユングフラウを源とするアレッチ氷河。全長24km

氷河の上をトレッキングのコースもあるそうです。

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はるか眼下に、うっすらと雲間に見えたクライネシャデック

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そろそろご来光近し、みんな一斉に屋外へ飛び出します。

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そしてメンヒ~の山影よりAM 6:10、感動の日の出。
大きな歓声が上がります。
手をたたく人、肩を抱き合う人、ばんざ~いい!!!

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こんかいのツアーを選んだ大きな理由の一つは、望みがかないました。

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 もう一度ユングフラウを目に焼き付けて、

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大勢の嬉しい賑やかな声が飛び交う、スフィンクス展望レストランで朝食。

レストランは超満員!!でした。

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賑やかな電車で8:10下山へ。

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カミさんと私は、アイガートンネルを抜けたすぐの駅

「アイガークレッシャー」に下車。

降りたのは私たち二人だけ。

さあ、これからがこの旅2度目のフリータイムハイキングです。

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気を付けてね~・・・行ってきま~す・・・

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続きます

 

思い出旅・2012年 スイス(10)グリンデルワルドへ 2

そうだ、スイスへ行こうか! 続編

 

昼食も済み、迎えのバスがやって来ました。

そしてそしてそして・・・・

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運転手さんがなにか大声で、添乗員さんに話かけます。

パッと輝いた添乗員さんの笑顔・・・見つかった!!! 

しかもあと30分ほどで転送列車が到着!!!

わっ!!歓声が上がりました。良かったね~・・・・

 

運転手さんも我々が食事の間、駅に待機し何度か駅員さんに確認してくれていた

ようです。(ほっと、笑顔の添乗員さん)

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アンデルマット駅で、今か今かと列車の到着を待ちます。

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待ちに待った列車がトンネルから姿を現し、ゆっくり峠を降りてきました。

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列車から降りてきた車掌さんの手には、カバンがしっかりと握られてました。

すぐ中身を確認、パスポートOK! いや~よかったですね~・・・

氷河特急アンデスマット駅、思いでに一番残る駅になりました。

ありがと~スイスの鉄道の皆さん,ポストバスの運転手さん。

大アクシデントも無事解決。

ほぼ1時間ほどの遅れだけで、旅は再開されました。

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ちょっぴり沈みがちだった一行は笑顔いっぱいになり、

さあ、フルカ峠、大氷河、グリムゼル峠、そしてグロッセシャイデックをこえて

ユングフラウヨッホのグリンデルワルトへ・・・・・・

再び感動スイス旅は進みます。

バスはぐんぐんと高度を上げ、フルカ峠(2413m)へと走ります。

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下の街はアンデルマットから一駅手前のレアルプ集落。

ちょと解りづらいですが、集落の右手に鉄道の新フルカトンネル出入り口と

峠へ登ってくる旧路線が見てるんですあ・・・。

アンデルマットは中央谷間の奥になるようです。

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長野県の今はマイカー禁止ですが、あの乗鞍岳の標高2000mへ登る山岳車道を

思い出しますね。

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川を横断、谷間に延びる、フルカ峠越え時代の氷河急行の旧線路が見えてます。

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バイク・ツーリングを楽しむサイクリストが大勢走ってます。

バスも、決して追い越を強要するような運転はしません。

追い越しができるようになるまで、ゆっくり待ちながら走ってます。

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フルカ峠(2413m)のピーク付近と、添乗員さんから説明。

滝が流れ落ち、花がいっぱい咲いてました。

う~ん、ピンボケ・・・・

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ピークを少し下ると、眼下にローヌ谷を見下ろす建つホテルが見えてきます。

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 駐車場は満杯で、手前のスペースを確保し氷河が見えるとこまで歩きます。 

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その先にドライブインがあり、店内を通ってローヌ氷河への遊歩道があり、

氷河洞窟がありますが有料です。トイレも有料でしたね。

頭上は雲が多く、遠景は望めません。

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峠では雄大なローヌ氷河、氷河から流れ落ちる大滝。

時間ロスのため氷河までは行きませんでしたが、雄大な景観が広がってます。f:id:hansui:20170203141606j:plain

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流れ落ちた滝はローヌ川となって、あの氷河特急が走った線路沿いを流れ、

さらに先は、あのシオン城の有ったレマン湖へ注ぐんですね。

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そしてレマン湖からの流れはソーヌ川と合流し、最終的に地中海に注ぐ全長812km

(スイス国内231km)に及ぶ大河なんだそうです。

スイスのこの氷河に水源を持つローヌ川の流れは地中海にそそぐ、大ロマンですね。

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峠の一軒宿。朝夕景を眺めてみたいもんです。

 

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見下ろす谷底から煙が立ち上ってます。

ちょうど氷河急行の旧路線を、蒸気機関車が上って来たんです。

新トンネル開通により廃線になって居たのを、世界中の鉄道フアンの方々の

強い要望で、募金をつのり、民間の手で再開をしたそうです。

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トイレ休憩もして、峠を下ります。

いったん下のグレッチ村へ下り、再び右手の雲の中へと消えてる超急坂を

上って行くそうです。

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バスの前方下る道路、右手上って行く線がフルカ鉄道の線路。

来るとき谷間に見た線路になるんです。

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九十九折りの急坂を谷底へと下って行きます。

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谷底に降りると谷間のグレッチ村。

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さらに、曲がりくねった道を上り、次はグリムゼル峠 (2165m)へ。

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グリムゼル峠近くから後ろ右手にローヌ氷河がちらりと見えてましたね。

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グリムゼル峠(2156m)のトーテ湖は濃いガスが流れ、

レースのカーテン越しのような景色が広がってました。

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ここにはホテル、ドライブインや、マーモットが飼われている施設が

あるそうですが、バスは素通りです。

一瞬、雲が流れ下の幽玄の湖が姿を現しました。

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上のトーテ湖はローヌ川を経て地中海へ。

下のグリムゼル湖はアーレ川・ライン川を経て北海へ流れていくんだそうです。

ライン川か、・・ドイツ国内を流れるライン下り・・

それぞれの流れをたどり行くんです、なんともロマン!

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美しい山上湖、ダムとワイルドな風景を抜けて、ハスリ谷をぐ~うんと

下りていくと

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小雨のマイリンゲンの集落。

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雨降り滝が何本も流れ落ちてます。

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さらに、ヴェッターホルンの真下に位置する

グローセ・シャイデック峠(1961m)へと、バスはすれ違い困難の

細い山道を曲がりくねりながら高度を上げ

アイガー麓にあるグリンデルワルトに向かって行きます。

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森林を抜けて高原へ上がってくる頃には雨もやみ青空も見えてきた。

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あら!氷河よ!!

カミさんの声に急ぎ左席に移り見上げると、氷河と流れ落ちる滝。

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見上げるド迫力の岩壁

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右手に広がるは色鮮やかなアルプ(アルプとは牧草地帯のこと)

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ヴェッターホルン(3701m)の真下に位置するグローセ・シャイデック峠。

黒い壁面で迫り、氷河も目の前にです。

黄色い車は乗って来たポストバス。

後方に越えてきたフルカ峠やグリムゼル峠の方向だね。

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そしてそして!!目の前に

 

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切り立った北壁で有名な、アイガー(3,970M)、

見下ろす先に目的地、グリンデルワルトの街並みが広がり、さらに遠く中央にには

雪のユングフラウ(4.158m)がそびえてます。

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ここからはマウンテンバイク(自転車)道やトレッキングコースが沢山あるようです。

バス停がコース標式になってます。

黄色い標識がトレキングコースです。

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バスはグローセ・シャイデック峠を下り、グリンデルワルトへ下ってゆきました。

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PM6:00頃 グリンデルワルト・ホテル着。

ベルン州の高地 、ベルナー・オーバーラント と呼ばれる地方の中でも、

グリンデルワルトは、とりわけ美しい町として知られています。

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夕食はホテルでメインがお肉かお魚のチョイスメニュー。

かみさんは、肉、私は魚(鮭?鱒?)

食事中の話題は何といっても、あの置き忘れカバン事件。

みんなで白ワインを頂きながら、奥さんの味方をして大いに盛り上がりました。

さんざん奥さんにやりこめられてもご主人は・・・
ははは・・そのうち、何とかな~るだろ~お~・・そんなに心配して無かったよ!

で、またみんなからブーイング・・わいわい、賑やかな夕食会でしたね。

 

こうしてスイス旅一番の、波乱の一日が終わりました。

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(紫線 赤星印)

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15・16日 連泊です。

さあ、明日はモーニングコールAM3:00の超早出です。
そして、またまたフリータイム・ハイキングが待ってます。

「どうしても晴れてほしい!!」

と祈りながら、マジックライスでお握りを準備して就寝、いい夢続きますように・・・・、

そとはまだ薄明り。

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続きます。

 

思い出旅・2012年 スイス(9)グリンデルワルドへ

そうだ、スイスへ行こうか! 続編 

7月15日
5日目に入ります。

いい目覚めでした。さっそくモーニングコーヒー

モーニングコール 6:15
スーツケース出し 7:15
ロビー集合    8:15

薄曇りでしたが雨は大丈夫のようです。

再びマッターホルンの朝焼けを見たいと、橋へ向かいました。

気持ちは同じ、多くの方が橋付近に集まってましたね。

ほとんどが日本の方で、ちらほら外国のかた。

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マッターホルンは今朝も雲のカーテンが引かれ、姿を現しません。

諦めて戻ろうとしたとき、「あっ!!あれは???」

と女の人の歓喜のような大声に急いで橋の戻っていると・・

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雲の間に少しだけでしたが、赤く頂上を染めたマッターホルンが姿を

みせてくれました。

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反対側には朝焼け雲も。

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ほんの少しでしたけれど、念願の朝焼けマッターホルンを見ることができました。

ホテルに戻り、朝の食事。

ロビーに集合して駅まで歩いて向かいます。

スイス楽しみ旅の一つ、氷河特急乗車しアンデルマットへ。

バスに乗りかへユングラヨッホの街、グリンデルワルトへ向かいます。

(紫線 赤星印)

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荷物はホテルの方が電気自動車で運び、列車の中まで運んでくれました。

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連結している食堂車

予約制で全線乗車の方の利用が多いようですね。

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車窓の移り行く景色を眺めながらの食事も良いですね。

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短い滞在でしたが、楽しい思い出いっぱいの街、そして山々。

マッターホルン、ツェルマットともお別れです。
これから、氷河特急に乗り3つの峠も越えて、ユングフラウヨッホへ向かいます。

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あら、マッターホルンよ!

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9時少し過ぎ、特急は静かに動き出しました。
スイスでは発車ベルもなく、なんの前触れもなく動き出してしまいます。
さよなら〜・・・

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7月15日、5日目。

今日は1日中車窓を楽しむ移動日です。

マッターホルンの街、ツェルマットからアンデルマットまで、

3時間30分の氷河特急の旅が始まりました。

マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)

グレッシャー・エクスプレス(氷河特急)。

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スイスを代表する山岳リゾートを結ぶ伝統の横断ルート。

全線乗車すると、7つの谷、291の橋、91のトンネルを抜けてサンモリッツまで

走る約8時間の旅になり、列車旅の好きな方は、全線乗車のツアーを選ぶ方も

多いそうです。

当初は「氷河急行」と呼ばれたそうですが、新型展望車両などが導入されてから

何時しか「氷河特急」と称されるようになったとか。

アルプスの名峰、美しい森や牧草地、山間の急流や渓谷など絶景の連続。

2006年には新型車両パノラマカーを導入。

大型の窓、エアコン完備の車内、テーブル付きの広い座席、日本語を含む

6カ国語で説明が聞けるイヤホンもあります。

私たちの席は最後尾車両の1等で定員は30人とか。

座席は3列で、シートアレンジで進行左4人掛と右2人掛ボックスで、

中に広めのテーブルが有ります。

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ただ窓は開閉ができません。

写真撮影を楽しむには旧型車両が良い、と旅行記などで書かれてます。

最高尾車両は我々7名を含め、12人くらいの乗車。

移り行く景色に窓に釘附けです。

そしてこの先に、大きなアクシデントが発生する事を夢にも知らずに列車旅は

始まりました・・・

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今はヨーロッパはバカンスの時期。

川沿いにオートキャンプ場。こんな旅も良いですね。

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「コンチハ」片言ですが、車掌さん。

駅での改札はありませんが、必ず列車内で検札が有るそうです。

その時乗車券を持っていないと高額の罰金が科せられるとか。

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トイレマークもわかりやすいですね。

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本来ならまっすぐ進むところを大きく右に曲がってゆきます。

大雨によって、 1991年4月に二回の大規模な崩落が発生。

ランダの大崩落と呼ばれてるようです。

 崩れた土砂は東京ドーム24杯分に相当する3千万m3。

復旧にはスイス軍が出動し、鉄道も一区間が105日間不通になった。

現在も崩落箇所はそのまま放置されており、道路や鉄道は川の東側に

付け替えられている。

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川に沿っての樹もようやく大きくなってるのが分かります。

付け替えは牧草地の中に作られた様です。

トラクターの上にセントバーナードかな?大型の犬が乗ってます。 f:id:hansui:20170226204626j:plain

あっ、あんなところに人がいるぞ!

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列車は渓谷沿いにかなりの急勾配を、ゆっくりゆっくり下ってゆきます。

凄い所に十字架が建ってます。

 

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次々と滝が現れて通り過ぎてゆきます。

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トンネルも沢山くぐりゆっくりとマッターフィスパ川沿の谷間を下ってゆきます。

平均時速は約34km/hで、別名「世界で最も遅い特急」とも呼ばれています。

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滞在型のアパートメントかな?

自転車の一団が出発のようです。

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ここも断崖の岩峰に十字架が建ってます。

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ジョギングくらいの速さで、ゆっくりゆっくり列車は下って行きます。

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断崖の上に集落が見えてます。

突起にように見えるのは、教会なんだそうです。(パンフ説明)

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畑とも思われませんが、散水をしているようでした。

ブドウ畑かもしれないな~

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列車は急勾配をぎしぎしと揺れながら、ゆっくりと下ってゆきます。
これほどの鈍足にも関わらず、氷河特急が多くの旅人を魅了するのは、

「ゆっくりと走ることで、スイスの雄大な景色をより間近に感じることができる」

とパンフレットにありました。 

これは写真を傾いて写したのではありません。

そのままの傾斜なんです。

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前方がぱっと開け、集落へ向かってぐんぐん高度を下げてゆき、谷間の小さな

平地に降りてきました。

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到着したのはフィスプ駅(Visp)標高650m。

標高1605mのツェルマットから、約1000m下って来たんです。

案内書では、フィスプ駅は首都のベルン(Bern)からスイス国鉄(SBB)での接続総合駅

ですが、軌間がMGBは1メートル、SBBは1.4メートルのため相互乗り入れが

できないため、直通列車は無いんだそうです。

マッターホルン・ゴッタルド鉄道(MGB)は単線なので、待ち合わせ駅でも

あるようです。

ちょうどMGBより機関車も一回り大きい、SBB・国鉄電車が到着しました。

 

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 そこからローヌ川沿いを北上すると、再びスイス国鉄(SBB)線と接続駅

ブリーク(Brig)駅に到着です。

これも案内書によると「ブリークは、ジュネーブ方面からシンプロントンネルで

イタリアに抜ける国鉄線、そして国鉄や国際列車も乗り入れるベルン方面の

私鉄レッチュベルク鉄道と、氷河急行の接続駅」なんだそうです。

駅舎に SBB CFF FFS の表記がありますが、ドイツ語 フランス語 イタリヤ語

での国鉄の頭文字だそうで、多言語国、スイスらしいですね。

もっともスイスは「国」ではなく「連邦」ですから、正式な日本語訳は、

スイス連邦鉄道」かな。

この駅舎の向こうにもホームが有るんだとか。

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グレッシャー・エクスプレスMGB(氷河特急)のホームは国鉄の駅舎前広場を

挟んであるが、ホームと駅前広場が一体になっている。

ホームには、トレキングや山歩きを楽しむ服装の方ばかり。 

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列車は再び登りになり高度を上げてゆく。

左手に列車は停車しないが、大型ゴンドラの発着駅、Betten。

ゴンドラで、ローヌ谷を挟んでミシャベル山群やマッターホルンなど、

ヴァレー州の山々の眺望を得ることができるベットマーアルプ(1935m)へ

上れるそうです。

ベットマーアルプは、ローヌ谷北側の断崖の上に広がるテラス状の台地に位置し、

アレッチ地区と呼ばれていて、さらにゴンドラなどの山岳交通機関を利用して、

上がると、スイスアルプス最長・最大のアレッチ氷河の景観が広がってるとか。

アレッチ氷河は、明日の観光のユングフラウから発する世界最長の氷河です。)

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「乗ってみたいね~」なんて話ながら移り行く風景を求めて、右に移動、左へ移動。

列車はローヌ川沿いをぐんぐん高度を上げていってる様子。

かつては「氷河急行 Glacier Express」も通った由緒ある路線

旧フルカ峠越え線(フルカ・オーバーアルプ鉄道)との分岐オーバーッバルト駅を

過ぎてさらに高度を上げると、1982年に開通した

全長15.4kmのフルカベーストンネルに入ります。

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トンネルを通ることによって「氷河急行・特急」の元々の由来である

ローヌ氷河が車窓から見られなくなったんだそうです。

ちょうどトンネルに差し掛かった時に、車内販売が回ってきました。

これだけは氷河列車内で買いたいとこだわっていた、

人気のお土産品は「傾いたグラス」です。

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急勾配を登り下りする列車内で、傾いたテーブルで使用することを想定した、

最初から傾いてる「グラス」

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フルカ峠下をトンネルで受けると、山間を縫い右に左にうねりながら、

並行する道路の車やバス、そして時折自転車にさえも

追い越されながらゆっくりと下ってゆきます。

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山間の小さな無人駅を通過しました。

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幾つもの村や駅を通過、車内表示にアンデルマットが出ました。

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素晴らしい車窓風景を楽しんでいる内に、ツェルマットから3時間30分。

あっという間に過ごしてしまった感じです。

12時50分ころ アンデルマット着。

この下、地下300mには南北にアルプスを貫くゴッダルドトンネルがあって、

チューリッヒとイタリアのミラノを結ぶスイス国鉄の幹線が通 っているそうです。

 

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列車はこの先の山の急勾配を登りさらに4時間、スキーで名高いサンモリッツへと

向かいます。

アンデルマットでは、待っていtポストバスに荷を積み込みで、

駅近くのレストランでの昼食へ向かい、その後にポストバスで、

急勾配とヘアピンカーブが連続する道路でフルカ峠を目指し、3つの峠を越えて、

ユングフラウヨッホへ向かいます。

ポスト・バスとは、かつての郵便馬車の歴史を受け継ぎ、100年前から各地で

活躍してきた伝統の交通機関だったそうです。

今は黄色い車体とホルンのマークの観光バスとして各方面で運行されてるそうです。

駅前よりバスに乗り近くのホテル・レストランへ向かいます。

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バスが動き出し、しばらくして・・・・・・

「アツ!!おとうさん、カバンは??」
「あれ?おまえもって降りなかった!」
「置き忘れたの!パスポートが中に・・・」

同行の御夫婦に大アクシデントが!!!!! 

御主人は先頭車両までと、車内探索に行っていたんです。

その時、バッグ(財布やコンデジも入ってる)も持って行ってたんですね。

別車両で乗り合わせた方と会話が弾み、降車駅が近くなり慌てて隣に置いた、

バックを置き忘れて戻って来てしまったようです。(後ご主人談)

この場での、添乗員さんの仕事振りは、見事でした。

すぐにテキパキとバス運転手に説明し、即レストランへ遅れることの連絡。

アンデルマット駅では停車時間がわりと長いそうで、急ぎ駅へUーターン。

間に合うか!!バスの運転手さんも、スピードを上げ運転・・

も残念ながら姿無し・・

駅窓口にて事情説明し調査依頼、見つかった時の方法確認。

(取りに行くか、こちらへ向かう列車で転送してもらえるか)

すばやく駅員も対応してくれ、各駅および列車に連絡、探し始めた。

見つかった時は、こちらへ来る列車にのせてくれること確認。

「最終結果が出るまで、バスやホテルなどスケジュール上、ここで全員が

待つことはできないため、結果がわかるまで持ち主の方だけ駅に残り結果を

待つ事にしましょう。

フランクフルトの会社出先に連絡し事情を説明して、対応策を依頼してある。

結果判明の時間によっては、次の目的地グリンデルワルトまでの交通手段。

最悪、アンデルマットに泊り、翌日目的地に向かい合流の場合の宿の手配。

全てを現地出先に依頼してるので、あとは出先の社員の方の指示にしたがって

行動するようにしてください。

万が一見つからなかったときは、手続きなどをすぐ出先にて手配をとります」

等など・・・、

不安が払拭されるように、電話番号などのメモを渡し、詳しくしく説明をして

くれました。

この間約30分。

不安でいっぱいだったと思われるご夫婦もわれわれも、添乗員さんの

テキパキとした対応、真剣な交渉中の横顔、そして何よりも、決して苦情を

言わず、

「大丈夫ですよ、スイスの鉄道は素晴らしいです。信頼して任せ、

吉報を待ちましょう。」。

「お腹が空いたでしょう、まずはお昼にしましょう。」

再びバスに乗って、遅れてしまったがホテルのレストランで昼食へ・・

待っていてくれたバスの運転手さん、レストランの方々、有難うございました。

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 はたしてバックは戻るのか???

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(お昼は何をいただいたか、カミさんも私も覚えてないんです)

 続く

 

 

思い出旅・2012年 スイス(8)マッターホルン 2  スネガ

そうだ、スイスへ行こうか! 続編

 

雨のゴルナグラード、そして花の雨中ハイキングを終えてツェルマトへ

下ってきました。

さあ、ここからがこのためにスイスへ来た!と言っても過言でない、

フリータイム老老二人だけの旅。

高速地下ケーブル「スネガエクスプレス」でツェルマットからわずか3分。

ツェルマットから最も近いスネガ・パラダイス展望台。

さらにゴンドラ、ロープウェイと乗り継いで、マッターホルン、フィンデルン氷河

などの素晴らしい眺望が楽しめる、ロートホルン展望台(3103メートル)へ。

そこからは、スネガへ下る花と山岳展望のハイキングコースなど、

どれにしようか迷うほどの幾つものコースがあるんです。

スネガから見るマッターホルンの姿が、一番美しく優雅との評もあります。 

前日も行ったCOOPに寄って、ミネラルウォーターとデザートにどら焼き

(なんと有ったんです!)を買いました。

ケーブル駅切符売り場では、単語を並べ後は身振り手振の会話??です。

「スネガ・ロートホルン、

     アップ(指で上を指し)ダウン(下を指し)、ツー(指2本)・・・」

ハハハハ・・ちゃんと通じたんですよ!!

今ならさしずめ、知ってる単語を繰り広げ目的地にたどり着く、

TVバラエティ番組の中の「出川の、はじめてのおつかい」トーキングだね。

(カミさんは、最近この番組を見るたびに「これこれね!」大笑い)

そのあとも、この方式で通しましたね。 

まずチケットゲートからは長が~い通路を歩き、高速地下ケーブルで

スネガ・パラダイス展望台(2300m)へ登ります。

ちょうど関西からのツアーの方々と一緒になりました。

同じ雨のゴルナグラート展望台で、ハイキングが中止になり、代わりにこちらの

コースを歩くことになったと言ってました。

「いってきまーす・・」

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あっというまにスネガ・パラダイス展望台到着。

ケーブルを降りて地上へ出ると、雨は完全にあがり、青空も覗いてますが、

周りはガスが流れ景色は見えたり隠れたり。

マッターホルンは姿を見せてません。

ツアーの方々はスネガから、山上湖を周りツェルマトへのコースと下ってゆきました。
私たちはレストラン外のベンチで遅めのランチタイム。
朝、ホテルでお湯で作ったアルファー米五目飯。

お握りにして振り掛けパラパラ、海苔を巻いてパクリ! おっ、いけるね!

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青空が広がりはじめて、マッターホルンも裾が見え始めてます。 

さらにゴンドラに乗って、標高2601m・ブラウヘル展望台へ上がります。

    

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さらにさらに、中間に鉄塔のない急勾配の大型のロープウェイへ乗り継いで

ウンターロートホルン展望台(3103m)へ。

マッターホルンの雲がぐんぐん揚がり出し、期待が膨らみます。

午前中に歩いたコースが見えてます。・

左から下って来たんです。

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歩いた時は、雨雲に隠れていた山々も見え始めてる。

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凄い岩壁の山だ!

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ロープウェイを降りたころには、だいぶ雲が上がってます。

あがれ~・・

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ウンターロートホルン展望台にはほとんど人がいませんでした。
強い風が吹き抜けています。

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なんと車いすの方がいるんです。

ここは3000mを越えた山ですよ。日本の北アルプスの峰々とほぼ同じ高さ。

スイスのすごさは、こういうところにもあるんですね。

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アルプス第2高峰・モンテローザ(4634m)は雲の中

左下に流れてくる氷河は・・フィンデルン氷河

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中年の日本の男性が一人で来てました。
このかたはツェルマットに10日以上滞在で、
方々の山々を登山(本当の登山)するために来たそうです。
もう3日間ほど天気が悪く、予定のモンテローザ(4634m)に登れてないと言ってました。
天気が良ければこの展望台からは、マッターホルンを中心にそびえる山々は

モンテローザ(4634m)、リスカム(4527m)、カストール(4226m)、

ポリュックス(4091m)、ブライトホルン(4165m)、4000mを超す山々が。

(見えたつもり)

ここで記念ショットをとってるのですら不思議な気がしてました。

ここはウンターロートホルン展望台(3103m)。

何時間もかけて登った木曽の御嶽山よりも高い所に、

スーっと昇り立っている。

夢じゃないんだな~・・すごい眺めだね~

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その左手に目を移すと、真ん中は雲の中のブライトホルン(4165m)。

午前中に上った、虹のゴルナグラード(赤〇)あの氷河の目の前にいたんだね。

雨中ハイキングの、ローテンボーデン駅(白〇)~リフェンベルグ駅(黄〇)

あそこを歩いてたんだ!

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ゴルナグラード展望台から見えていた「大氷河」

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このような標識が何ヶ所かに建ってます。

これはマッターホルン・眺めポイントの標識のようです。

晴れていれば、姿の素晴らしいマッターホルンが見えるんですね。

山の姿がデザインされ、それぞれの山岳同定ポイントかな。

後ろは、マッターホルン(4478m)の右手に連なる、ロープウェイから見えていた、

ダンブラッシュ(山頂は雲の中、4357m)、

すぐ右、尖ったオーバーガーベルホルン(4063m)、

さらに右端、ツェナールロートホルン(4221m)

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右の大きな雪山がマッターホルンより高い、バイスホルン(4506m)

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ハイキングはここから下りの予定でしたが、あまりにも風当たりが強すぎるので、
下のブラウヘルトへ降り、そこから歩くことに変更です。

ロープウェイ乗り場に来ると、マッターホルンに掛かっていた雲が

上昇しだしてます。

思わず「あがれ~!あがれ~!!・・・」

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500mほど高度を下げてブラウヘル展望台へ。

下は風も弱かったのですが、見上げたロートホルン展望台付近は

まだかなりの風の様子。

本当はこの斜面を下ってくる予定でした。

かなり吹き抜ける風が強いので。変更しましたが正解だったようです。

私達が降りてすぐに強風のためロープウェイが一時停止、ゴンドラ左右に大きく揺れ、中吊になってました。あんなところで止まったら!!

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ブラウヘル展望台へ着くと雲はますます上昇し、周辺の山々が望めるように

なってきました。

出た~~・・!!

ついにマッターホルン(4478m)、は雲の帽子を脱いでくれた!!。

なんとも雄大な素晴らしい雄姿です。

世界三大壁の一つ、マッターホルン岩壁。

孤高の巨人マッターホルン!!

猛々しい姿の中にも優雅さを感じる・・そう、観音様みたい!!・・・

もう言葉はいりません、二人並んでしばらく眺めてました。

いや~嬉しかったですね・・・・

さあ、ゆこう!!

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左手にモンテローザ(4634m)も姿を現した。

展望台にいた方も眺めてるんだろうな~。

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マッターホルンを真ん中に、右手は4000m越えの岩峰

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さらに右手に、手が届きそうに大きく、ママッターホルンより高い、

ヴァイスホルン(4505m)

この岩壁もすごいです。

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さあ、ゆくよ~・・・のっけから花花花・・

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そしてマターホルン、マッターホルンマッターホルンだぞ~!!

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 スタートしたばかりなのに少しも進んでない。

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ど~ん!

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ここからぐ~んと谷間に下り、スネガの湖までの谷間のお花畑草原を

3っの泉を回って歩くコースです。

方向案内板、一番上の左方向コース。

 

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一旦マッターホルンに背を向けて、左向うの山小屋(フルーアルプヒュッテ 2618m)の方へ足を進めます、・・・・あっ、進めません!!・・・・・

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お~い、そっちじゃないよ~・・・・・

マッターホルンに誘わてれたかのように、カミさん逆の右尾根沿いの崖上道へ

さっさと行ちゃった。

ま、いいか!方向的にはスネガへの道だし、調べてないけどゴールは一緒だ。

ははは・・こんなアバウトで大丈夫かな?

どうなることやら、ゴーゴーゴー

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孤高の巨人、悠然と聳えるマッターホルン

裾野が広々と延び、吸い込まれるように谷へと落ち込んでゆきます。

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そして左に目を移してゆくと、

マッターホルンから左手、モンテローザ間の岩尾根上に

ゴルナグラード展望台が小さいながら見えている。(青〇)

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左は急激に落ち込む崖、ものすごい谷底への傾斜です。

細い山道両側は花花花・・・

足を滑らせたらノンストップで落ち込んじゃうぞ~!

予定していたコースとちがちゃたけど、

マッターホルンを正面に見ながらだけで大満足。

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逢えましたね~

しみいるような青い花、リンドウ科 ゲンチアナ・ニウァリス 

(アルプス三大名花の一つの説もあるようですが、ゲンチアナは10種ほどあるようです)

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葉の形から和名、黄花翁草になるかな?

プルサティラ・アピイフォリア    キンポウゲ科 オキナグサ

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イソギンチャクのようですね

ベンケイソウ科 センペルビブム・モンタヌムでしょうか?

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わあ!!「エーデルワイス」よ~!!

カミさんが大声で呼んでます。

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今は野生のエーデルワイスにはなかなか出会えない、とパンフにありましたが、

ここで見られるとは思いも寄りませんでしたね。感激!!

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岩場に咲く花花花・・・・

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こっちにもいっぱい咲いてるわよ~

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眼下に当初歩くはずだった谷間の泉が見えてます。

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 ずいぶん下ってきました。

下に家並みが見えてきました。

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正面、マッターホルンの右手にそびえる、オーバーガーベルホルン(4063m)、

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あれ?このモニュメントは?

スイス案内書に載っていたフォットを思い出しました。

スネガから上ってくるところにある、「マーモットの丘」。

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ちょうど来合わせた外国の家族がわいわい指さして騒いでます。

居ました!モーマット。そして崖の斜面はお花畑で、

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真正面には、今日最高の姿、マッターホルン

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そろそろハイキングも終わりが近いようです。

マッターホルンも下から見上げる角度になってきました。

途中では外国の方3組に追い抜かれたきりで、日本の方には出会いませんでしたね。

結構アップダウンのある細い道。そのうえ片側はかなりの急傾斜の崖の上道。

ツアーでは絶対に歩かないでしょうね。

 

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スネガはのもうすぐのようです。

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感動感激、来てよかったわね~・・ああ、いい気分だな!

シートを敷いて、花々に囲まれて、しばしマッターホルンを見つめます。

甘いどら焼きをいただきながら・・至福の時を過ごします。

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下にスネガ・パラダイス展望台、マッターホルン眺め食事ので人気レストラン。

さあ、ケーブルで街へ下ろうか。

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PM6:00、ツェルマットへ戻ってきました。

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ホテルに戻るとすぐに、添乗員さんへ無事到着を報告。

ひと風呂浴びて汗を流し街へ。

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フォットショップへ寄って、ゴルナグラードでの全員での記念写真を購入。

二人だけの写真はサービスしてくれました。

今日は夕食もフリーなので、山岳ガイドさんが勧めてくれた「カレーライス」店へ。
私はビーフカレー、カミさんはカツカレー。
いや~・・美味しかった~
  うーん、ビールも最高、ワインも最高!!カンパーイ!!
一気に感動爆発です。

ホテルに戻った窓からは、夕陽に染まったマッターホルンが姿を
見せていました。

またまた持参の「麦焼酎」でカンパーイ!!!

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PM9:00、夕日に染まって聳えてました・・・・・。

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と4日目が暮れてゆきました。

あすは氷河特急の旅・・爆睡・・

続きます。

 

 

 

 

 

 

思い出旅・2012年 スイス(7)マッターホルン

そうだ、スイスへ行こうか! 続編

 

7月14日

 モーニングコール   5:00 (朝焼けマッターホルンを見るため)
 朝食         6:30~
 集合         8:00

さすがに疲れもあったのか、モーニングコールで飛び起きましたが、
添乗員さんから連絡あり、予定の朝焼けマッターホルン観賞は雨降りのため、

中止・・・え~中止・・
急ぎ窓から外を見ると、テラスが濡れ無情にも雨が降ってます・・・

朝食まで時間は早いし二度寝するには短いしで、昨日買っておいた水で

お湯を沸かし、コーヒータイム。
ホテルにはポットが有りません。
旅行記などで持ってゆくと便利とありましたので、国内外使用の「ケトル」を持参。
そして、フリータイムハイキングの昼食の準備。
用意していったのは、災害時やアウトドアなどでよく使われる「マジックライス」。

お湯なら15分、水で60分でご飯になる。

白米と五目御飯を一人2食分用意してきました。

ひと袋でかなり大きめのお握り。

私たちには一つで十分な大きさです。(家で試食済)
出来上がったご飯は、熱を逃して袋の口を締めて(ファスナー方式)、リックに。

フリカケを2種と海苔も用意してきました。

今回のツアーを選んだ理由の一つが、フリータイムが有ること。

これから行く「ゴルナグラート展望台」からマッターホルンの大展望を楽しみ、

山上湖に映る逆さマッターホルンとお花畑ハイキングを山岳ガイドさんの案内で

楽しみます。

その以降はフリータイムに入り、各自プランでの自由行動になるんです。

せっかくのスイスの山ですから、マイペースでゆっくり登山の感じを味わいたいと、

いろんなコースを比較検討して、天候やその時の状況で選択できるよう

3コース選んできました。

8:00 ホテルに山岳ガイドさん(女性)が来て、
   ゴルナーグラード展望台へ向かいます。

9:00 小雨煙る中ゴルナーグラード登山鉄道へ。

(写真は昨日写してた、ゴルナーグラード登山鉄道駅)

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ツェルマット は標高1620m。

ここから標高差1400mを登山電車が登ってゆきます。

雨模様でもこころウキウキ、テンションが上がりぱなし。

ガイドさんはスイスの方。

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登山電車はぐんぐん高度を上げてゆきます。

景色は雲の中に隠されてしまってます。

しばらく上るとパンフなどで紹介されてた、山岳ホテルが現れました。

リフェンベルグ・ホテルののようです。

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しばらくして、先ほどのホテルが建つ、リッフェンベルグ駅(2582m)。

日本のツアーグループが、雨の駅で下り電車を待ってるようです。

昨夜はあのホテルでの宿泊かな。

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 ローテンボーデン駅(2815m)の付近で薄日が差し、虹が現れ歓声が上がります。
雨で静かだった車内に歓声が上がりました。

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3000mに近い岩山にかかる虹は、本当に感激ものでした。
急に車内が賑やかになり、皆さんの気持ちも明るさ楽しさを取り戻したようでした。

40分ほどの乗車で雨のゴルナーグラード駅(3082m)。

ここでも色濃い鮮やかな虹の出迎えに歓声があがります。

駅のすぐ前に大氷河が流れてます。

雲が流れ四方の景観はありませんが、虹がかかり幻想的風景に

ぎゅんと胸を締め付けられたかのような、感動が沸き上がります。

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時折青空も見え陽がさしますが、ミゾレ混じりの小雨が降ったり止んだりです。

駅より一段高い所に天文台とクルムホテルが建ってます。

その後ろ、さらに一段高い所がゴルナグラード展望台です。

正面にマッターホルンがそびえてるはずですが、周辺は雲が取り巻き

全く姿を現しません。 

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この右手後ろににマッターホルンが聳えてる(はず)。

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展望台にはあのアニメ、ハイジにも登場するセントバーナードが記念撮影用にと、

どっしりと二頭待ち構えてます。

良い思い出になるので、全員と各々夫婦と2枚ポーズ。

買う買わないは自由。

下山したら街のお店で、出来具合を見て購入します。

(写された日本人は、ほぼ100%記念にと購入するとか)

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眼下を流れる大氷河、そのド迫力に圧倒されます。

昨夜は雪が降った様で、氷河は新雪で薄化粧です。

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 小雨は降ったり止んだりで、時にはミゾレの天気。

当初はここからの下りハイキング予定でしたが、道はガレ場も多く、

風も強めなのでガイドさんの意見で、

ひと駅降りたローテンボーデン駅(2815m)から

リッフェルベルク駅(2582m)までのハイキング敢行へ・・
ローテンボーデン駅へくだります。

あの谷川岳より5~800mも高い!

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待ちに待った花の山岳ハイキングの開始!!
小雨も降ったり止んだり、足取り軽やかに岩を回れば・・

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周りは、本当に沢山の高山植物の花々が雨にぬれ、風吹かれて揺れてます。

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逆さマッターホルンの定番湖も、写すのは白い雲。

この真正面にマッターホルンが聳えてます。

湖に映る「逆さマッターホルンン」も見えたつもり?

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ほかのツアーグループもハイキング敢行のようです。

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二つめの小さな湖で、他のグループに追いついてしまいました。

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そのツアーの方々は下るのをやめて、戻ってゆきます。

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雨は止み、雲が徐々に上がりだし、周辺が見え始めました。

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 まだ全容は見渡せませんが、ぐんぐん雲が上がり青空が見え始めてます。

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リッフェルベルクが近いようです。

右から左から、花散策の人々が急に増えだしました。

楽しそうに語らう外国のカップル、いいですねパチリ。

 

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勿忘草ですね、

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リッフェルベルクの山岳ホテルが見えてきました。

右手の駅は流れる雲に蔽われてます。

 

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雲が吹きさらわれ、リッフェルベルク11時着。

 青空が広がりだし午後には晴れが期待できそうです。

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小雨のなかでもたくさんの花々に魅了された、

楽しいアルプスの山岳ハイキングでした。 

今日は、ここからがフリータイムとなり、それぞれの計画にてスタートです。

一組のご夫婦さんは、ここで天候の回復を待って、なんとかマッターホルンを見たい

とのご主人の希望で残りました。

もう一組の御夫婦は、ホテルに戻ってシャワーを浴びたいと言うことで、

私たちはフリータイムハイキングのために、一緒に登山電車でガイドさん、

添乗員さんとツェルマットへ下りました。

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ツェルマットで皆さんと別れて、

さあ、待ちに待ったフリータイムハイキング。

未知の国、迷子に成らず歩けるのか??

 

 

続きます。
 

思い出旅・2012年 スイス (6)マッターホルンの街、ツェルマット

そうだ、スイスへ行こうか! 続編

 

フランス・シャモニィーからマッターホルンのツエルマットへ。

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PM4:00

バスはテーシュへ着きました。
ツエルマットは環境保全のため、ガソリン車の乗り入れができません。
空港からお世話になったバスとはここでお別れです。

駅には広大な駐車場が整備されてます。

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ひと駅(10分くらい)ですが電車に乗り換えです。

バカンスで混んでましたね。

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PM4:30

マッターホルンの街、ツェルマットへ入りました。

 この街には13日、14日 連泊します。
駅前広場は観光客でごったかえしてます。
列車で降り立つ駅前風景て、バス旅に無いなにか旅愁を覚えますよね。
ああ・・着いたんだな~・・

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標高、1631m、アルピニスト憧れの山、マッターホルン(4478m)の

登山基地の街、だけでなく、気軽に4000m級の山々、氷河を眺められる

観光地。

小型の電気自動車が、観光客のトランク等を積んで、
結構勢いよく走ってゆきます。
ホテルの送迎馬車、観光馬車ものんびりと街を行き交います。

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ホテルは駅に近い街の中心に有るとのことで、荷物はホテルの電気自動車に積み、

ぶらぶら歩いてゆきます。

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そういえば、あの重たいスーツケースは今回の旅行中は、自分で積み降ろしは
ほとんど有りませんでした。ツアー手配がしてあるのか、チューリッヒ空港での到着預け品受け取りにも並びませんでした。

バスの運転手さんと旅行会社の現地世話係さんが受け取り、

我々は台車に乗った荷物を確認するだけでした。
その後のバスや列車(乗降段差が大きいんですよ)への積み下ろしも、

今思えば記憶にないですね。

バスの運転手さん、列車の係りさん?ホテルの送迎の方、

がすべてやってくれ、自分では少しの間ゴロゴロと運んだだけでした。

左、日の丸の旗が掲げてあるのが利用ホテル。

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シャモニーでの滞在が短かったので、予定より早く到着です。
時間が早いのか、日本の方はほとんど見かけませんでしたね。
世界各地から、とくにバカンスでヨーロッパの方々が当然多いんですが、
今のアジアを象徴するように、大きな声の隣国二国の方方々の観光客が驚くほど

多かったんです。

そのほかでは、インド系の方々が目立ちましたね。

ホテルで受け取った荷物の確認をして、夕食の前にみんなで街中散策へ・・・

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教会の先に、アルプスの氷河からの白濁とした急流が流れる川に架かる橋があります。

そこはマッターホルンの朝夕の絶景スポットです。

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この正面に、・・・・残念ながらマッターホルンは姿を見せてくれませんでした。

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川端には公園として綺麗に整備された市民墓地。

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そして隣の教会敷地内には、アルプスに挑戦し落命したアルピニスト

墓碑が並んでます。

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教会敷地内の物置でも見られましたが、独特のネズミ防止の「ねずみ返し」が

見られると教えてもらい、少し足を延ばし、街はずれまで歩いてみました。

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夕食の時間が近くなってきました。

マッターホルンは今も雲の中。

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マーモット広場

後ろには、マッターホルン博物館がありますが時間外閉館。

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夕食はホテル・レストランでスイス名物、2種類のフォンデュでした。

まあ・・これが家元か~の味でしたね。

でも、やはり地元で食べる食事は、今ここで味わってる!喜びですね。

楽しいおしゃべりをしながらチーズフォンデをいただいた後、

部屋に戻るにはまだまだ明るいので、カミさんと明日のフリータイムに利用する

ケーブル駅を散歩がてら確認にでかけました。 

朝のCafé用とハイキングのためのお握り用の水を買いに、

駅前のCOOPに立ち寄り。

この時期のスイスでは、10時頃まで明るさが有ります。

(デジカメバッテリー切れで、散策フォトなし。写真は到着時の撮影)

 

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 ホテルへ戻りひと風呂浴びて、COOPで買ってきたチーズを肴に

お湯割りで乾杯。

テラスから覗いたマッターホルン方向は真っ白、雲の中。

続く