そうだ、スイスへ行こうか! 続編
ベルンを後に、バスはフランス・シャモニィーへ。
(地図、左紫線)
40分ほど走ると小高い丘に、小さな城塞のような村が見えてきます。
グリュイエールチーズで知られたグリュイエール村。
丘はグリュイエール城塞でした。
丘の麓にバスを停めて坂道を上って村へ入ります。
小高い丘全体が城域内で、正面の教会の後ろがお城でした。
この村で「スイス名物?クラレット」の昼食です。
この料理は、石盤(のような物)を熱してチーズの切り口を温め、皮が香ばしく
中がトロリとなったところを削いで、それを茹でたじゃがいもやパンに
つけて食べるというシンプルな料理です。
以外にあさりとしていて塩加減も良く、美味しかったですね。
もちろん、ワインも頂きました。
写真を写してないので、拝借にて。
昼食後村を少し散策。
なぜかロバを連れた子供たちの一団が村に入ってきました。
スイスも今は夏休み中だそうです。
下の駐車場から続々と観光客が上がってきます。
緑の丘の斜面は日本ならゴルフ場か・・ではありません、牧草地でしょね。
グリュイエールを後に、山を下ると東西にバナナ型の大きなレマン湖の東畔、
モントルー地方です。
レマン湖は中央にフランスとの国境線が東西走ってます。
湖畔のモントレー周辺はスイスでも有数のブドウ産地だそうです。
日本とは仕立てが違うブドウ畑。枝を這わせていません。
湖畔道を少し進むと、湖畔の岩盤の上に立つ古城、
モントルーの湖水城・シオン城。
城内ガイドさん(日本人女性)の案内で内部見学。
イギリスの詩人、ジョージ・ゴードン・バイロン収監されていた城として知られてるそうです。
バイロンが刻んだ文字
お隣の国の方が記念写真を写してました。
結婚記念かな??
なんと、見学を終えて外で同行の奥さんがスリの被害に!
トイレ内で手洗いに向かったとき、2・3人の人に行くてを邪魔されたように
なったそうです。
脇に持っていたバックを丁度開けていたそうですから、きっと狙われたんですね。
治安がよいと言われたスイスも近年は、周辺諸国から物騒な連中は入り込んでいる由。
幸いパスポートなどは入ってなかったのが不幸中の幸いでした。
バスはレマン湖からぐんぐん高度を上げてゆきます。
少しだけ畑がありますが、あとはすべてブドウ畑です。
ほ!富士山・・
やや!穂高?
国境検問所もノンストップで通過、あっけなくフランス入り。
あれは、氷河では!!
まだまだ山へと上って行きます。
雲がさ~と流れ、おっ、槍ヶ岳!!
そんなわけない・・
もしかして、シャモニー針峰群か!
PM 5:00 標高1035mの山岳街、フランス・シャモニー着。
夕食は PM7:00なのでさっそく市内散策へ。
ホテルをでてすぐの橋の上から見上げると、雲の流れが速く気流が乱れてる。
フランスとイタリアの国境にそびえる
ヨーロッパ最高峰「モンブラン4810m」は雲の中にも姿を見せてくれてます。
真ん中右、お椀を伏せた型、モンブラン
少し離れた峰の突端には、富士山より高い所にあり、
1955年から運行されたロープウェイで一気に昇る、
エギーユ・デュ・ミディ展望台(3842m)の塔までが見られました。
(向う側は、イタリヤから上がる3連重ゴンドラが運行している)
シャモニーは標高1036m。正式名称はシャモニ・モンブラン。
1924年に開催された、第1回冬季オリンピック大会の開催地。
観光パンフによく記載されてる、モンブラン初登頂にまつわる銅像。
「あれがモンブラン頂上です!」
登頂成功者に賞金を約束した地質学者、ソシュールと
モンブランを指さす水晶採掘人(初登頂案内人)であった、ジャック・バルマ像。
ジャック・バルマと初登頂をなしとげたパカールが、
じーっと見つめる先には・・・
ボソン氷河の先端が街のすぐそばまで流れ落ちてます。
夕食はホテルのレストランにて。
子牛肉の煮込み(シチューのようなもの)をご飯にかけながら頂きますした。
話題も弾み、なかでもスリ被害の奥さんを旦那が冷やかし、
皆が奥さんの味方でブーイング、大笑い。
ビールやワインも大変美味しく頂き、時間のたつのも忘れる楽しいひと時でした。
続く