そうだ、スイスへ行こうか! 続編
7月14日
モーニングコール 5:00 (朝焼けマッターホルンを見るため)
朝食 6:30~
集合 8:00
さすがに疲れもあったのか、モーニングコールで飛び起きましたが、
添乗員さんから連絡あり、予定の朝焼けマッターホルン観賞は雨降りのため、
中止・・・え~中止・・
急ぎ窓から外を見ると、テラスが濡れ無情にも雨が降ってます・・・
朝食まで時間は早いし二度寝するには短いしで、昨日買っておいた水で
お湯を沸かし、コーヒータイム。
ホテルにはポットが有りません。
旅行記などで持ってゆくと便利とありましたので、国内外使用の「ケトル」を持参。
そして、フリータイムハイキングの昼食の準備。
用意していったのは、災害時やアウトドアなどでよく使われる「マジックライス」。
お湯なら15分、水で60分でご飯になる。
白米と五目御飯を一人2食分用意してきました。
ひと袋でかなり大きめのお握り。
私たちには一つで十分な大きさです。(家で試食済)
出来上がったご飯は、熱を逃して袋の口を締めて(ファスナー方式)、リックに。
フリカケを2種と海苔も用意してきました。
今回のツアーを選んだ理由の一つが、フリータイムが有ること。
これから行く「ゴルナグラート展望台」からマッターホルンの大展望を楽しみ、
山上湖に映る逆さマッターホルンとお花畑ハイキングを山岳ガイドさんの案内で
楽しみます。
その以降はフリータイムに入り、各自プランでの自由行動になるんです。
せっかくのスイスの山ですから、マイペースでゆっくり登山の感じを味わいたいと、
いろんなコースを比較検討して、天候やその時の状況で選択できるよう
3コース選んできました。
8:00 ホテルに山岳ガイドさん(女性)が来て、
ゴルナーグラード展望台へ向かいます。
9:00 小雨煙る中ゴルナーグラード登山鉄道へ。
(写真は昨日写してた、ゴルナーグラード登山鉄道駅)
ツェルマット は標高1620m。
ここから標高差1400mを登山電車が登ってゆきます。
雨模様でもこころウキウキ、テンションが上がりぱなし。
ガイドさんはスイスの方。
登山電車はぐんぐん高度を上げてゆきます。
景色は雲の中に隠されてしまってます。
しばらく上るとパンフなどで紹介されてた、山岳ホテルが現れました。
リフェンベルグ・ホテルののようです。
しばらくして、先ほどのホテルが建つ、リッフェンベルグ駅(2582m)。
日本のツアーグループが、雨の駅で下り電車を待ってるようです。
昨夜はあのホテルでの宿泊かな。
ローテンボーデン駅(2815m)の付近で薄日が差し、虹が現れ歓声が上がります。
雨で静かだった車内に歓声が上がりました。
3000mに近い岩山にかかる虹は、本当に感激ものでした。
急に車内が賑やかになり、皆さんの気持ちも明るさ楽しさを取り戻したようでした。
40分ほどの乗車で雨のゴルナーグラード駅(3082m)。
ここでも色濃い鮮やかな虹の出迎えに歓声があがります。
駅のすぐ前に大氷河が流れてます。
雲が流れ四方の景観はありませんが、虹がかかり幻想的風景に
ぎゅんと胸を締め付けられたかのような、感動が沸き上がります。
時折青空も見え陽がさしますが、ミゾレ混じりの小雨が降ったり止んだりです。
駅より一段高い所に天文台とクルムホテルが建ってます。
その後ろ、さらに一段高い所がゴルナグラード展望台です。
正面にマッターホルンがそびえてるはずですが、周辺は雲が取り巻き
全く姿を現しません。
この右手後ろににマッターホルンが聳えてる(はず)。
展望台にはあのアニメ、ハイジにも登場するセントバーナードが記念撮影用にと、
どっしりと二頭待ち構えてます。
良い思い出になるので、全員と各々夫婦と2枚ポーズ。
買う買わないは自由。
下山したら街のお店で、出来具合を見て購入します。
(写された日本人は、ほぼ100%記念にと購入するとか)
眼下を流れる大氷河、そのド迫力に圧倒されます。
昨夜は雪が降った様で、氷河は新雪で薄化粧です。
小雨は降ったり止んだりで、時にはミゾレの天気。
当初はここからの下りハイキング予定でしたが、道はガレ場も多く、
風も強めなのでガイドさんの意見で、
ひと駅降りたローテンボーデン駅(2815m)から
リッフェルベルク駅(2582m)までのハイキング敢行へ・・
ローテンボーデン駅へくだります。
あの谷川岳より5~800mも高い!
待ちに待った花の山岳ハイキングの開始!!
小雨も降ったり止んだり、足取り軽やかに岩を回れば・・
周りは、本当に沢山の高山植物の花々が雨にぬれ、風吹かれて揺れてます。
逆さマッターホルンの定番湖も、写すのは白い雲。
この真正面にマッターホルンが聳えてます。
湖に映る「逆さマッターホルンン」も見えたつもり?
ほかのツアーグループもハイキング敢行のようです。
二つめの小さな湖で、他のグループに追いついてしまいました。
そのツアーの方々は下るのをやめて、戻ってゆきます。
雨は止み、雲が徐々に上がりだし、周辺が見え始めました。
まだ全容は見渡せませんが、ぐんぐん雲が上がり青空が見え始めてます。
リッフェルベルクが近いようです。
右から左から、花散策の人々が急に増えだしました。
楽しそうに語らう外国のカップル、いいですねパチリ。
勿忘草ですね、
リッフェルベルクの山岳ホテルが見えてきました。
右手の駅は流れる雲に蔽われてます。
雲が吹きさらわれ、リッフェルベルク11時着。
青空が広がりだし午後には晴れが期待できそうです。
小雨のなかでもたくさんの花々に魅了された、
楽しいアルプスの山岳ハイキングでした。
今日は、ここからがフリータイムとなり、それぞれの計画にてスタートです。
一組のご夫婦さんは、ここで天候の回復を待って、なんとかマッターホルンを見たい
とのご主人の希望で残りました。
もう一組の御夫婦は、ホテルに戻ってシャワーを浴びたいと言うことで、
私たちはフリータイムハイキングのために、一緒に登山電車でガイドさん、
添乗員さんとツェルマットへ下りました。
ツェルマットで皆さんと別れて、
さあ、待ちに待ったフリータイムハイキング。
未知の国、迷子に成らず歩けるのか??
続きます。