風薫る、の時期。
すこし青空の少ない16日でしたが、久しぶりに電車に乗り
山手線駒込駅で下車、駅北側の東京都北区西ヶ原の旧古河庭園へ。
せっかく近くへ来てるので帰りは少し足をのばして、駒込駅の南側文京区駒込の
六義園へも寄り道。
どちらも初めて行きましたが、眼にしみいるような初夏の新緑にすっぽりと
身をゆだねたホンワカ散策を楽しみました。
「旧古河庭園」は、初夏のこの時期は春バラの季節。
石造りの重厚な洋館と、西洋庭園、日本庭園の見事な調和で知られる、
左右対称の幾何学模様が美しいフランス整形式庭園で、約100種199株のバラが
華麗に咲き、北側の小高い丘には洋館、斜面には洋風庭園。
日本庭園は、武蔵野台地の斜面と低地という地形を活かした造り。
2006年には、数少ない大正初期の庭園の原型を留める貴重な存在として
国の名勝指定を受けています。
洋館正面玄関(旧古河邸)
南側の洋風庭園の薔薇園へ回ります。
デジブックルバム
旧古河庭園を後に駒込駅へ戻り、近くの食事処で昼食をのんびりと頂き
少し南へ下がるとすぐが、六義園北入口(染井門)でした。
六義園は案内板によると、
「元禄8年(1695年)、五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として
与えられた柳澤吉保が駒込の地に武蔵野の一隅に池を掘り、山を築き、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造り上げた。
明治時代に入り、岩崎弥太郎氏(三菱創設者)の所有となった当園は、昭和13年に
東京市に寄付されて一般公開されることになり、昭和28年3月31日に
国の特別名勝に指定されました」と案内されてます。
園内散策はデジブックアルバムにて、
デジブックアルバム
一度は訪れたいと思っていた二つの庭園。
初夏の風、新緑に包まれてのいい散策日でした。
両園ともモミジ、楓類も多く見られ、
「秋の紅葉時期に是非来てみたいね」 とカミさんの呟きでした。