立春4日、所用で出掛けた帰りの道草。
もう、咲きだしたかな「セツブンソウ」と東京都薬用植物園へ。
咲いてましたセツブンソウ(節分草)
代表的な早春植物(スプリング・エフェメラル)
咲きだしたばかりか、小さく小さく草丈は3~5cm、花径は1~2cmほど。
微笑みかけてくれているような愛らしさ、ともいいますね。
ただ、同じキンポウゲ科のトリカブトと共通する毒成分を含んでいるという。
透けるような白の中にあるその雄しべのブルー。
白い花弁状に見えるものは萼片、花弁は小さな黄色の蜜腺に変化。
雪解けの頃に咲き出す、春の訪れを告げる植物の一つです。
日本海側に分布するオウレン(キクバオウレン)の変種と
され、太平洋側や西日本に多く分布します。
オウレン Coptis japonica は日本特産種の常緑多年草。
キクバオウレンはオウレンとそっくりで見分けるのは困難ですが、
セリバオウレンは葉の様子がセリの葉状で、セリバオウレン。
根茎は古くから薬用にされてるという。
まだ咲き始め、花は小さく1~2cm位でした。
雪国では、雪の中からふんわりした黄色が花開き、幸せを呼びそうな福寿草。
花は、陽の当たる日中に開き、夜間や、天気の悪い日は閉じている。
明るい色彩で目を楽しませてくれて、縁起のいい名の福寿草。
だけど、生命にもかかわる強い毒性のあるので要注意。
黄色い花弁が見える前の状態はフキノトウの出始めと誤認されやすく、
誤って食べてしまい中毒する事例が多いそうな。
(薬草園の福寿草は園芸品種のフクジュカイ・福寿海と言うそうです)
スノードロップ(雪のしずく)
寒さ厳しい時期にうつむいて咲く白い花、さながら雪の精を思わせ「雪の雫」の命名。
和名はマツユキソウ(待雪草)
含まれる成分の一部は、アルツハイマー型認知症や筋無力症を改善する薬としても
鉢で栽培されていた花はクロッカス?と思ったら、
チューリップ 原種と花札があった初めて目にした花。
丈、2cm位、花径 2~3cmのコンパクトな花。
そいえば、葉はチューリップでした。
原種系は70種い以上あるそうな。
ペチコートスイセンとも呼ばれている。
科名 / 属名:ヒガンバナ科 / スイセン属 草丈10~15cm。
強健で、小さなかわいらしい花を毎年たくさん咲かせます。
小型原種スイセンの代表的な種類で、ヨーロッパ南西部や北アフリカに広く分布して
いるという。
秋の中ごろから葉を伸ばして、葉を成長させながら冬を越し、早春のころには
黄色いペチコートのような花を、1茎に1花開きます。
温室を覗いてみます。
まずは始めて見かけた花はセンシンレンの花名があった。
薬草園の説明では、
キツネノマゴ科、原産地、東南アジアの一年草。
インド、東南アジアでは止瀉薬、強壮薬などに古くから用いられた薬用植物。
中国名は「穿心蓮」、インドネシア語での呼び名サンビロート。
日本ではかつて、この植物より健胃薬を調製した記録が残っています。
花は白色で、濃紫色の斑紋があり、長さ1.5cmほどです。
(一部情報では対コロナ有効成分があるとも言われてるとか)
赤色の花と白色の萼が対照的で美しい、ゲンペイクサギ シソ科
和名:ゲンペイカズラ(源平葛)、
つる熱帯植物 原産地 熱帯西アフリカ
初夏から秋まで長期間開花する常緑のつる性植物で、各地の植物園の温室でよく
見かける花です。
花冠が深紅色、萼片が白色であり、この紅白の対比から「源平臭木」の和名が
あります。
花後しばらくすると萼は赤紫色に色付きます。
ホウライアオキ (蓬莱青木) キョウチクトウ科 台湾・中国南部原産。
常緑低木で、白色のろうと状のに咲く花で、ほぼ一年中咲いている。
そして、楕円形で滑らかな美しい赤い実。。
根や茎が血圧降下剤の原料として使われている。
葉がアオキの葉に似ているので、この名前が付いたらしい。
短時間の寄り道でしたが、春呼び花のセツブンソウ、福寿草。
春は名のみの・・・とはいえ、ポわっとした温かみを感じた道草でした。