連日の猛暑酷暑に、こりゃたまらん!
涼しいと言えば、思いつくのは高い山。
何気なく十数年前にツアーで行った、立山黒部アルペンルートを思い出し、
関連のHPを見ていたら、室堂・天狗平のホテルに6日(月)で1部屋予約が可能。
天気は・・台風情報で13号が向かってくるが、なんとか間に合いそう
てんで、カミさんと相談し、つかの間の猛暑逃れに。
入山は長野県側扇沢からとして、慌ただしく予定を練って、
アルペンルート乗車予約券をWEB購入。
予定は、
2泊3日(車中泊1泊、ホテル1泊)室堂往復ルート
5日(日) 朝の一連の家事を済ませ、
AM10::00 マイカーで出立。
国宝 仁科神明宮を参拝
ケーブル、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぎ「室堂平」
散策後、ハイキング(天気次第)か高原バスにて天狗平へ下り、
「立山高原ホテル」泊
7日(火) ハイキングか高原バスにて室堂。
乗り継ぎで下り、扇沢、そして帰路へ。
明け方はすこし涼しさを感じたが、猛暑予報の5日(日)。
準備を済ませAM10:00、マイカーで出発
関越、上信越道を走り、南軽井沢のイタリアン・パスタでランチ。
10分ほど車を走らせ、PM1:30南軽井沢で町立植物園へ立ち寄り。
軽井沢町植物園は敷地面積20,000㎡の中に約145科・1600余種が軽井沢の
山林原野から採取されたものが植えつけられている、と案内にあります。
入園料は100円でした。
周辺は広大なスポーツ公園。
左手のテニスコートでは大学の試合が何面かのコートを使って真っ最中。
サッカーの影響か、あまりにもの応援合戦の激しさに、ビックリでした。
園内に入るとまず目につくのが、至る所に咲いている、ナデシコに似た花。
花札には、
クサキョウチクトウ ハナシノブ科 フロックス属
北アメリカ原産のハナシノブ科の多年草で、別名オイランソウ(花魁草)、
フロックス。
名前の由来は、キョウチクトウに似ているのでこの名が付いた。
花期:6~9月。
一番のお目当ては、今の時期なら咲いてるかな、レンゲショウマ。
下向きに小さなシャンデリヤ咲きの可憐の花
キンポウゲ科 / レンゲショウマ属
都多摩の御岳山には日本一と言われる、数万本のレンゲショウマ群生地があり、
何回か行ったことがありましたが、久しぶりに上品で気品あふれる花に出会えて
大満足!
タマアジサイは咲き始め
ゆっくり植物園で過ごし車を走らせ、なんどか近くを通りながら、
拝観の機会が無かった大町市の「仁科神明宮」へ、二つ目の立寄りで、
PM4:50到着。
「仁科神明宮」は古木が鬱蒼と繁る仁科の森に、日本最古の神明造を持ち、
ご祭神・天照大御神の平安の昔から鎮座する古社です。
本殿、中門など多くの国宝、重要文化財があります。
二の鳥居の先、石畳参道、左手は社務所。
正面石段を登れば
三の鳥居が建ち、正面に新門 潜れば神域
国宝 本殿 釣屋 中門
伊勢神宮に代表される社殿様式神明造り、屋根と平行な面に入口のある平入り。
神明造の建築物としては日本で唯一の国宝
解説板によれば、
神明宮は皇大神宮(伊勢神宮内宮)の御厨地鎮護のため勧請され、その創始年代は
明らかではありませんが、信濃でも一番古いと言われます。
古族・仁科氏が神明宮に 奉仕し、後に松本藩主代々の祈願所ともなって
いたそうです。
伊勢の皇太神宮にならい、20年に1度社殿の造営を行う遷宮祭は
平成11年(1999年)に実施しまし、次回予定は 平成31年(2019年)と
記されてます。
工事の為近寄れませんでしたが、
うわ~でかい!!と思わず叫んでしまった実に巨大な元御神木(切り株)
目測ですが幹回り10m以上あるのではないでしょうか。
「伊勢神宮と言えば、国宝に指定はされないのに、
同じく社殿を建て替える仁科神明宮が国宝なのはなぜ??」
と突然カミさんが言い出した。
はいはい、ちゃんと調べてますよ。
「地の有力者仁科氏は、400年の間仁科神明宮に奉仕し式年遷宮を続けてきたが、
後年は松本藩が仁科神明宮の神事を引き継ぐ。
しかし寛永13年(1636年)から資金難に陥り、そして建て替えを取りやめて
修繕のみとしてしまった。
それがために、仁科神明宮の現在の社殿は、寛永造替時(1636年)のものと
推定され、380年を経た神明造形式を残す最古の貴重な建造物となる」
由。
資金難が国宝への道、というわけね・・て変ね納得。
立ち寄りして良かったな~・・と思う古社に触れ合う旅。
仁科神明宮を後に夕暮れまじかの長野県道45号扇沢大町線を扇沢へ向かいます。
途中コンビニにて食料調達、大町温泉郷の日帰り温泉、薬師の湯であせをながし、
さっぱりとして、PM6:30 アルペンルート長野県入山口、扇沢駅無料駐車場へ
無事到着。
夏シーズンとは言え、平日でまだ時間も早いため、無料駐車場は2/3くらいの入り。
今夜は久しぶりに車中泊。
持参はサラダと枝豆豆腐。
トロロそばと冷やし中華をメインにまずはカンパーイ!!
就寝前に懐中電灯を照らし、扇沢駅までトイレタイム。
見上げる空には、わ~わ~すごい、凄いわね~の歓声が上がる星空。
雲に見紛うような天の川が流れ、左右には輝きを持った砂をまいたような星空。
しばし足を止めて首が痛くなるほど見つめてました。
6日(2)へ続きます。